マンション購入記 第1章〜3ページ

ご自身に合った立地を選ぶ

これは特に重要です。
間取りなどと違って直せるものではありません。
ではどんな立地が最適なんでしょうか?

この選ぶ立地により当然販売価格が変わって来る事は周知の事です。
では人気のある立地とはどんなところでしょうか?
まずは「駅近」が人気ですね、駅近に購入しますと多くの方は「車」を手放します。
これにより年間の経費はかなり削減できますから、その分住宅の購入費へ注げる訳です。
その次は「第一種低層」の地域です。
これは回りの建物の高さを制限している地域ですので許容をオーバーするような
高層建物が建たないと言う事です。
また住宅専用地域の場合は大きな工場やビルなどが建たないなど魅力もあります。
ですが低層と言う事は敷地に対して容積が少なくなる為、住戸にかかる価格も圧迫されますから
どうしても高額になりがちです。

商業地域や工業地域などは?

タワーマンションを始め高層マンションが立ち並ぶ地域はどうしても商業地域や
工業地域になってしまいます。
将来に渡り回りのロケーションなどは変わって行く事を前提に購入を検討しなければなりません。
ですがその分、価格も多少低層地域よりは下るので我慢できる材料でもありますね。

そういう地域のマンションを検討される方は実際に建築がスタートしていなくても
現地を必ず見に行きましょう。
そうする事で地図上では見えない回りのロケーションを始め、騒音や交通量など感じる事ができます。
※地域に関わらず現地の視察は重要です。

駅前物件に多い条件建築

駅前などは再開発などと共い様々な条件が各自治体により決められている事があります。
例えば、1階にはテナントを設けなければならないとか店舗が入るケースがその一つです。
また各自治体の建築条件により「緩和」を受ける為、マンションの敷地一部を公開空地として
一般に公開しなければならないなど事例があります。
そういった場合は規制緩和を受けての建築条件ですから同じ建物を再度建築する事は現状の法律では
できません。(まぁかなり先のお話しですが)

地盤は大丈夫なのか?

2011年3月に大きな震災があったので心配されていらっしゃる方も多いと思います。
日本の場合は火山列島ですので避けて通れない所ではありますが、なるべく地盤の弱くない地域を
選びたいところです。
古い地図で見ると判ってくるのですが(戸建も一緒です)池や沼があった所や埋め立て地が緩いですね。
震災前はベイサイドエリアは大変人気がありましたが今では価格も下降気味です。
とは言え耐震基準を満たしたマンションですから建物自体は頑丈に作られていますので問題ありませんが
回りの道路や施設関係が問題です。
ライフラインは大丈夫でしょうか?
電気・ガス・水道の公共設備です。
これらがあって生活ができますので震災でライフラインがストップしてしまうような地域は
避けた方が私は無難だと思います。