マンション購入記 第4章〜2ページ

マンションの管理組合とは?

マンションの所有者全員を指して「組合員」と呼びます。
この組合員で結成されている団体名を管理組合と呼んでいます。
この管理組合の役員なる人達の集まりを「理事会」と呼びます。
引き渡し後概ね2ヶ月くらいで第1回目の「総会」が開かれます。
この総会に参加するしないは「票」によって効果が変わってきます。
「参加する」「欠席するが理事に一任する」など選ぶ事ができます。
とは言え数年間は大した事も行わず結果の報告が主になりますね。
もちろん参加しなくても印刷した会報が届きますので詳細は把握できるようになっています。

本当の意味での総会ではマンションをより良くする為に「管理規約」を変更したり
採決を取ったりする場でもあります。
大きな修繕や管理会社の変更なんかも総会で決議を取ります

理事会って何?

前にも触れましたが管理組合の運営を先導している会が「理事会」です。
組合員さんから選出された役員数名で運営しています。
これは管理規約にも掲載していますがマンションにより異なりますが役員は
再任されたり決められた年数により新たに組合員から選ばれます。
いわゆる持ち回りですね、貴方も何時かは回ってくると思います。

理事会には理事長を筆頭に理事数名や会計・書記・監査など数名がおり
毎月理事会なるものが開催され会の中で色々な議論がなされています。

例えば普段、組合員さんから挙がってくる苦情や意見などを議論し
理事会で承認っできるものには決済をしたり、そうでないものは総会を開いて
決議したりと組合員さんの為に無償で働いているんです。(感謝)

理事会なんていうと偉そうに聞こえますがあくまでも「無償」です。
そして無償で皆さんと同じ組合員でもあるのにも関わらず働いてくれているので
「感謝」の気持を忘れずに行動や意見を発しましょう。

理事は「再任」した方が良い時もある!

スタート時の管理規約にもよりますが1年2年で理事が交代する旨が書かれていると
思いますが、良い意味では金銭を扱うものですから癒着が起きない様に交代制が
取られている事もあります。
悪い意味ですと交代する度にノウハウが消えますから管理会社にとっては扱いやすいんです。
管理会社主導の運営は大変危険です。
管理会社さんの都合の良い運営体制になりますから組合にとっては良くない事です。

できれば頭の良い切れた理事さんには何度も再任して頂きたいものです。
組合員さんが一つになり総会で決議し管理規約を変更し再任できるように
システムを変えて行きましょう。
やる気のある人が再任されれば、やりたくない人には回ってきませんので
一粒で二度美味しいと思いませんか?
そうする事で管理会社主導の運営にはならず皆さんの良い方向へ向くと思います。

修繕積立金の一時金って何?

管理費とは別に分譲マンションの所有者になるとかかる経費で修繕積立金があります。
これは毎月支払うものでマンションの維持費メンテナンスにかかる費用を所有者全員で
積み立てているものです。
ですが約10年周期で行う「大規模修繕」ともなりますと普段のメンテナンスと違い
大きな工事ですので費用も莫大です。
また10年20年先では物価も変動しますので予測も難しいんです。
これを賄う為に事前に設定してる一時金として「修繕積立一時金」と呼んでいます。
大体ですみませんが・・・、10年目に10万円、20年目に20万円と言う感じですね。
もちろんマンションの規模により金額は異なると思います。

でもですね、この一時金に反対する所有者が多いのも事実です。
ギリギリのローンを組んでいらっしゃる方やお子さんがいらっしゃる家庭では
この一時金の支払いが厳しいと仰る場合がありますので総会での決議になりますが
一時金を無くし月々の修繕費を高くしたりしているマンションも沢山あります。
まぁ新築マンションを購入された方にとっては先の話しです。。。