マンション購入記 第4章〜4ページ

リフォームする時

所有している専有面であってもできないリフォームがあります。
詳しくは管理規約集をご覧下さい。

例えば代表的な文言は、「構造体」「躯体」には傷を付けてはならない。
カセット型天井埋め込みエアコンなどは天井スラブにアンカーボルトを打ち込む為
許可されません。
また玄関ドアやサッシの交換も許されません。
バルコニー(ルーフバルコニー含む)は言うまでも無く共有部分に当たる為
なんにも行えません。
当然ですがルーフバルコニーに納戸やゴルフネットなどは設置できません。

リフォームには管理組合の理事会より許可が必要です。
リフォームの内容と工程表、工事会社など記載し申請します。
問題が無ければ数日〜10日程度で許可され掲示板に貼られます。
一定期間貼り問題が無ければ工事がスタートできます。
(はいそうですかとスタートできないんです)

工事のできる時間帯や騒音など規約は守らなければなりませんので工事会社さんと
良く相談し工程を決めましょう。
当たり前ですがマンション入り口からエレベーター〜住戸入口まで養生する事を忘れずに。

リフォーム会社とは別に近隣の方にはその旨伝え挨拶は済ませておきましょう。
それなりの騒音は必ず出ますので挨拶は欠かせません。
留守のお宅にはその旨を記載した手紙を投函するのが良いでしょう。

リフォームできない代表的な事項

代表格は下記の内容です。

  • 古いマンションの場合カーペットからフローリング
  • 遮音性の低いフローリング又は二重床
  • 在来工法の浴室
  • 固定式のウッドデッキなど
  • 床の高さを上げるウッドデッキ(消防法違反の懸念)
  • 窓のミラーフィルム
  • バルコニー手摺へパラボラアンテナ
  • その他構造体(躯体)へ直接触れる工法

※あくまでも代表的なものですので必ず管理規約を確認して下さい。

また、中古マンションを購入しリフォームを検討されている場合は必ず管理規約を
確認してから購入する事をお薦め致します。
購入後希望のリフォームができないなどトラブルは結構あります。

中古マンション購入後のリフォーム

重複する点もありがますがご了承下さい。
住戸内のリフォームは何でもできると思いがちですが許可されないものも多いです。
玄関ドアやサッシなどは決められたもの以外使用はできません。
後、重要なのは平面図に書かれている「PS」です。
これは「パイプシャフト」「パイプスペース」の略で内部に共用の配管が埋設されている
スペースを指します。
これはリフォームしても撤去できない部分ですので中古マンションの購入時には
勘違いされないで下さい。(後で後悔しても後戻りできませんので)

特に古いマンションほど管理規約は厳しくなっていますので良く確認してから購入しましょう。