マンション購入記 第２章〜３ページ
内装や設備のグレードはどうでしょうか？
内装や設備により当然販売価格帯も変わってきますが売主さんのノウハウにより
この辺りの演出も結構違ってきますね。
許せる範囲と、ここは譲れないなど購入者単位でも違ってきますので、ご家族皆さんで
検討されて下さい。
モデルルームでは問題が無くても購入予定の住戸ではどうでしょうか？
間取り図を見て開きドアや引き戸など、意外と盲点で設計する人の感覚により
「え〜使い難いよ〜」なんて事も良くある事です。
また、最近は少ないですが中和室などエアコンが設置できないとか
洋室によっては「お掃除機能付エアコン」が設置できないなどもありますので
契約前にチェックする所は沢山あります。
※洗濯機置き場の大きさもチェックですよ、手持ちの洗濯機が入らない事もありますから。
オール電化やペアガラスなど最新の設備
震災前には大変人気のあった「オール電化」ですが興味はありますね。
現状の電気代設定であれば大変得なシステムです。
ＩＨヒーターは大変良くできており火力が弱いとか言われますがそんな事はありませんし、
何と言ってもお掃除が簡単です。
また、オール電化では特約の契約により電気代の単価も安く良い事ずくしです。
給湯器は夜間動きますので更にお得で年間トータルで考えても従来のガス代が無料に
匹敵するほど安くなります。
ペアガラスは最近のマンションでは当たり前で良ければ二重サッシのマンションも
増えております。
二重サッシにすると「防音」「結露抑制」「断熱」と凄い効果が体感できます。
単純な構造ではありますが後付けしたくなるほど効果が期待できる設備ですね。
免振・制振構造
この辺りは高層マンションになると気になるところですが維持費を考えると
制振構造にメリットがあります。
免振構造も魅力は沢山ありますが維持費（メンテ費用）や強風でも揺れるところが
デメリットに挙げられるようです。
いずれもしっかり構造計算してあれば問題ないレベルに思えます。
住宅ローンの準備
いよいよ希望のマンション（住戸）が定まってきましたら次は住宅ローンの準備です。
ここでの説明は売主さんの提携ローンになります。
ご自身のメインバンクや会社の財形などは省かせて頂きます。（すみません）
一般的に購入者さんが利用されるローンは売主さんの提携ローンになります。
このメリットはローン特約という事があります。
提携ローンの場合、万が一融資先金融機関の都合で引き渡し前（契約後）にローンが破断に
なってしまった場合でも無条件に白紙撤回ができます。
いわゆる「手付金」が満額返金して頂けます。
これが提携ローン以外の場合は特約が使えず「手付金」は一切戻ってきません。
世の中何があるか判らない時代です、万が一に備え「提携ローン」をお薦めします。
提携ローンは沢山の金融機関から選べるのが普通です。（メガバンク）
金利も見据えて売主さんに相談してみましょう。
概ねローンの試算も終わり問題ないようでしたら「事前審査」を掛けてみましょう。
ここで実際にローンが組めるか、頭金が足りるかなど判ってきます。
フラット３５なんていうものもあります。
これは住宅金融支援機構と民間金融機関が提携しているローンで３５年の固定金利と
いうのが売りです。
また一般のローンとは違い審査も緩やかで自営の方にも利用できるローンです。
その代わりプロパーローンと比べ金利も高く（変動と比べ）団信も契約者負担になります。
※団信とは、「団体信用生命保険」の略です。
この団信はプロパーローンの場合は契約者の負担はありません。
フラット３５はちょっとプロパーでは難しい時以外はメリットも少なそうです。
住宅ローンの「事前承認審査」
本当に「購入しよう」と決めたら住宅ローンの事前審査を申し込んで見ましょう。
（担当営業マンが購入しそうと感じたら向こうから勧めてきます）
ここで問題です。
できればですが「ご自身」の信用調査を事前に行っておくことにより「恥」を欠かずに
済む事があります。
一般的な信用調査機関は「株式会社シーシービー（CCB）」や「株式会社シー・アイ・シー（CIC）」
の信用情報で調べられます。
ここは、過去のクレジットカードや割賦販売などの負債情報を管理しており提携会社が
照会できる仕組みになっています。
ここで調べて過去の問題が記載されていなければ後は返済能力だけです。
もちろんお務めしている会社の信用状況も関わってきます。
もしお務め先のメインバンクが提携ローンに入っていれば好印象の場合もありますね。
ここまでで問題がなければ早目に事前審査は行って行きましょう。
もし希望のマンション及び希望住戸が大変人気があった場合には「登録制」の「抽選会」が
あるはずです。
この時に事前審査を通過しているか、していないかで売主の斡旋具合も変わってきます。
